国産羊肉・メルティーシープを使った絶品コース料理

日本に出回る羊肉で国産のものはわずか0.6%ですが、国産で特に高品質な羊肉であれば、通常の羊料理とはまた一味違う特別な料理も生まれます。

そこで今回は、国産羊肉を使った羊料理のプロである高橋亮シェフによる、高級国産羊肉・メルティーシープを使った絶品コース料理を紹介します。

最初は羊ハムとクレソンの苺サラダです。苺の爽やかな口当たり、甘み、酸味と、羊ハムのしっかりとした食感と味わい、そこにクレソンのシャキッとした食感が加わり、絶妙のバランスの取れた一品となっています。

二品目は羊と岩牡蠣のタルタル（写真右）と羊リブロースの炙りユッケです。新鮮でクセの少ない国産羊肉を存分に活かしたメニューで、岩牡蠣と合わせた羊肉も、卵と絡めたユッケもどちらも病みつきになるような上品な味わいです。

三品目は羊のフィレ肉を使った串揚げです。サクッとした串揚げの中にはたっぷりと羊のフィレ肉が詰まっています。お肉は牛肉や他の肉でも食べたことのないような柔らかさで、サクサクとした衣の食感とともに口の中でほどけていく感覚がたまりません。

四品目はひつ汁です。串揚げの後にはさっぱりとした羊のお吸い物がピッタリです。羊肉もしっかりと入っていて、食べた後は身も心も温まります。

五品目はいよいよメインの羊ロースのステーキです。絶妙な焼き加減と味付けで彩られたこの一品では、「とろけるような」食感ということで名付けられたメルティーシープの羊肉の魅力を存分に味わうことができます。

締めの一品は、シェフ特製の羊骨麺です。ダシに使われる羊の骨は、海外からの輸入だとどうしてもくさみが出てしまうそうです。メルティーシープの骨でダシをとったこちらの羊骨スープはなめらかな味わいで、全て飲み干さずにはいられません。

食後のデザートは北海道産の羊乳アイスです。羊乳の甘さとさっぱりとしたレモンの風味を楽しみながら、これまでのコース料理の余韻に浸ります。

以上、国産羊肉を使った絶品羊コース料理、いかがでしたでしょうか？羊づくしでも全く飽きさせない多彩な料理の数々からは、羊の新たな魅力と可能性がまだまだあることを感じさせられます。

羊料理のプロ・高橋亮シェフの紹介

数々の料理店で多彩な料理の腕前を磨き、都内の羊肉料理店でもシェフ兼店長として国産羊肉を使った羊料理を提供。現在はさらに経験を広げるべく、新天地で活躍中。