羊毛フェルトで愛猫の姿が再び…。羊毛フェルト作家わくねこさんが紡ぐ想い

羊毛フェルトで愛猫の姿が再び ピックアップ

羊毛を専用の針(ニードル)などを使って繊維を絡ませながら成形する羊毛フェルト。最近その羊毛フェルトでできた、とある猫の作品の動画が、「本物かと思った」「息を呑むほど泣きそうになった」など、SNS上で大きな反響を呼び、投稿後10日間で100万回以上再生されるに至りました。

今回はその作品の動画と、作者である羊毛フェルト作家のわくねこさんについて紹介します。

以前に作った茶トラのチャーくんの作品が戻ってきた

動画は2018年にわくねこさんが作った茶トラのチャーくんの作品が戻ってくるところから始まります。

戻ってきたチャーくん(羊毛フェルト猫の作品)

同じ飼い主さんの猫、こーちゃんも天国に旅立ち、こーちゃんの作品を新しく作ることになったのですが、一緒に飾ったときに見え方が揃うように、チャーくんの作品にも少し手を入れて整えます。

羊毛フェルトを使った猫の制作

わくねこさんの猫の制作は、まずイラストの書き起こしから始まります。

猫(こーちゃん)のイラスト作成

さらに羊毛フェルトを使って丁寧にこーちゃんの作品を作っていきます。

猫の耳を作る工程

わくねこさんの制作する作品は、年にわずか2〜3つ。1つ1つに向き合って、想いを込めて作っていることが動画からも伝わってきます。

猫(こーちゃん)の姿が羊毛フェルトで

完成したこーちゃんの作品は、チャーくんと並んで素敵な作品に仕上がりました。

完成したこーちゃんの作品と、そこに並ぶチャーくんの作品

元々野良猫だったというこーちゃんとチャーくん。空腹で弱っていたところを飼い主さんに助けてもらい、たくさんの愛情を受けて過ごしました。

わくねこさんはこの制作について、「私の作品がどのような意味を持つのか分かりませんが、飼い主さんの寂しさに寄り添える作品でありますように」と記しています。

羊毛フェルト作家・わくねこさん(Sachiさん)について

羊毛フェルト作家・わくねこさんは、以前はイラストレーターの仕事をしていました。その後、2015年に羊毛フェルトと出会い、猫を作り始めるようになりました。

「わくねこ」さんと紹介していますが、これは「枠に入る猫」というのがもともとの意味で、これと別に「Sachi」という作家名もあります。

「ペースを上げると作業になってしまう」という考えから、わくねこさんは年に2〜3つの作品のみを制作するのだそうです。

現在はYoutubeの他、Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラムでも動画投稿をしています。

このような制作過程のドキュメンタリー動画の他にも、制作のチュートリアルの動画などもアップしており、羊毛フェルトをこれから始めたい人やものづくりで悩みや疑問を抱えた人にもお役立ちの情報が載っています。

 

羊毛フェルトは家にいながらできるので、Stay Home中の趣味として始めてみるのも良いかもしれませんね!

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