羊肉なのにヒツジじゃない!?台湾の羊肉事情

「羊肉」なのにヒツジじゃない!?台湾の羊肉事情 ひつじ小話

「羊肉爐(ヤンロウルー)」「炒羊肉(チャオヤンロウ)」「羊肉飯(ヤンロウファン)」など、台湾を歩くと「羊肉」という漢字をよく目にします。台湾の人達も羊肉が好きだというのは羊好きにとっては嬉しいですね!

…ただ、実はこれ、ヒツジじゃないんです。最近Yahoo!ニュースにも掲載された記事で、その真実が書かれていました。

羊と書いてあるんだから、マトンやラムが入ってるんだと思いませんか!? でも違うんです。羊肉はモコモコのあいつではありません。その正体は「山羊」。

羊肉=山羊肉

なんて、その文字を見た日本人で、誰が思いつくでしょう。

※「コロナのために半年間、台湾へ戻れない美人社長も知らなかった「羊肉」の真実」(幻冬舎plus、2020年9月21日)より。
 

そう、なんと台湾での「羊肉」はヒツジでなくて、ヤギの肉なんです。他の記事でも同様に紹介されています。

台湾で冬によく食べる料理の一つ・羊肉爐(ヤンロウルー)を思い出し、その料理で使われている肉がヒツジの肉なのかヤギの肉なのかを台湾人夫に聞きました。

すると案の定、「あれはヤギの肉だよ」という答えが……。多くの日本人がヒツジの肉が使われていると思っているはずの羊肉爐は、ヤギの肉を使った料理だったのです!

夫はさらに、「台湾人はヒツジは食べない」と付け加えました。衝撃です。

※「羊肉はヒツジ肉ではなくヤギ肉だった?!台湾におけるヤギ・ヒツジの区別」(台湾茶藝館 狐月庵、2019年4月25日)より。
 

今回は台北にある台湾南部の羊料理を堪能できる「岡山羊肉」と台湾南部の高雄にある 羊肉爐 が有名な「舊市羊肉」にお邪魔しました。正確には羊ではなく山羊ですかね。

※「台湾羊肉三昧【台湾/台北/岡山】ー世界羊旅」(なみかた羊肉店)より。
 

実際に台湾の羊肉料理店の看板を見ると、ヒツジではなくヤギの絵が描かれています。

「羊肉」といえば日本人であれば羊の肉のことをまず思い浮かべますが、台湾に旅行に行く際には「ヤギ肉」なので、別物として楽しむのが良さそうです。

ちなみに、台湾でヤギ肉を使った伝統的な料理として親しまれているのが、「羊肉爐(ヤンロウルー)」という鍋料理です。

台湾の羊肉爐
※a photo by bryan…, Flickr

これは冬場に食べると身体が温まりますね。台湾の「羊肉」も機会があれば是非味わってみてください。

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