コロナ対策にあたる医療従事者へ「特製羊肉カレー」を提供

お知らせ

新型コロナウイルスが世界的に脅威になり、日本でも4月〜5月にかけて全国で緊急事態宣言が出されました。

そのような中、医療現場で日夜患者さんのために尽力している医療従事者の方に対して、特製の羊肉カレーを提供する取り組みが5月29日に行われました。Life with YOU(羊)編集部もその取り組みに参加させていただきましたので、本日はその模様をお伝えします。

東大病院のコロナ対策チームへの食事提供

今回羊肉カレーの提供で支援させていただいたのは、東京大学医学部附属病院でコロナ対策に取り組む医師や看護師などの医療従事者60名と、その他40名の職員の、計100名の方々です。

東京大学医学部付属病院

コロナ対策のまさに最前線に立っている方々であり、都内でも感染者が増えた中、非常に忙しく気の休まらない状況が続いています(訪れた5月末の時点では少しは落ち着いてきたとのことです)。

特製羊肉カレー「メルティーカレー」

そのような医療従事者の方々へ提供したのは、特製の羊肉カレー、「メルティーカレー」です。国産羊肉「メルティーシープ」を使用したカレーであることからそう名付けられました。

メルティ―カレー

羊肉は美味しいのはもちろんですが、牛肉や豚肉などに比べて宗教的なタブーがなく、様々な国や文化の人達が集まる場でも受け入れられやすいという特徴があります。

今回はその中でも、高級の国産羊肉「メルティーシープ」をふんだんに使っています。日本に出回る羊肉で国産はわずか0.6%ですが、その中でも「メルティーシープ」は高い品質を誇っています。

さらに、調理するのは2018年のカレー・オブ・ザ・イヤーの特別賞も受賞した福島の名店、Curry dining bar 笑夢の方々です。

Curry dining bar 笑夢の方々

メルティーシープに合わせて何時間もかけて作り上げられた特製の羊肉カレーは、こだわりのスパイスがしっかりと効いていながらも、辛いものが苦手な人でも大丈夫なように仕上がっています。

笑夢の特製スパイス

口の中でとろけるような上質な食感の羊肉とこだわり抜かれた調理法で生み出されたメルティーカレー、まさに身も心も温まって元気になるような極上の一品です。

メルティ―カレー

「美味しかった」医療従事者からの感想メッセージ

メルティーカレーの食事を提供した後、食べ終えた医療従事者からは「美味しかった」という感動と感謝のこもったメッセージをいただきました。

医療従事者からのメッセージ

この他にも、様々なメッセージが届けられました。

羊肉が柔らかくて辛さも丁度良くてすごく美味しかったです!くせになる味ですね。また食べたくなる味…お店に伺いたいです。ありがとうございました!

メルティ―カレー、スパイシーで羊肉もやわらかくて美味しかったです。引き続き仕事がんばります!!ありがとうございました!

スパイスが利いていてとても美味しかったです!!

Spicyで辛すぎず、辛いの苦手な私でもおいしくいただけました。午後からの仕事もがんばれそうです!ありがとうございました。

まだまだ紹介しきれないのですが、たくさんのメッセージ、ありがとうございます!

医療従事者への「風評被害」を吹き飛ばす

実は、今回の羊肉カレー提供の取り組みの背景には、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う医療従事者への「風評被害」がありました。

  • 医師や看護師だからとタクシーの利用を断られる
  • 子どもの保育園への通園を断られる
  • 親が医療従事者の子どもへのいじめ

など、医療従事者であるというだけで腫れ物扱いされるような事態が発生しています。

メルティーカレーの提供者である、羊の畜産農家・吉田さんとCurry dining bar 笑夢の芳賀さんは、福島県でずっと食に携わる仕事を続けてきました。

原発事故後の福島への「風評被害」にも長い間苦しめられてきており、そのため、医療従事者が受けている「風評被害」も自分事のように感じています。

今回の提供の背景には、食を通じて医療従事者を支援すると同時に、こうした「風評被害」を吹き飛ばしたいというお二人の気持ちも込められているのです。

看護師さんへのインタビュー

コロナ対策で引き続き忙しい状況の中ですが、当日非番だった看護師の方にも来ていただいたので、少しお話を伺いました。

コロナ対策にあたる看護師さんインタビュー

―――今回、メルティーカレーを召し上がってみて、いかがでしたか?

すごく美味しかったです。羊ってちょっと独特のクセがあるので少し苦手だったんですが、メルティ―カレーはそのようなクセが全くなくて、とろけるような美味しさでした。スパイスもすごくしっかり効いていて食べやすく、あっという間に美味しくいただきました。

―――日々コロナ対策でお忙しいと思いますが、病院の方々は今、「元気」を食事や他のことで得られているでしょうか?

このようにいろいろな方々に支援していただいていて、毎日のように温かさに触れながらお仕事ができている環境なので、感謝しかないですね。

―――今後、病院の外にいる方々から「このようなことをしてほしい」といったご要望などはございますか?

やはり、「みなさんが感染しないこと」が私たち医療者の願いなので、できるだけ感染対策をしっかりしていただいて、健康でいていただくのが一番かなと思います。

―――本日はありがとうございました。

ありがとうございました。

医療従事者への感謝と思いやりを

5月29日は、医療従事者への感謝を込めてブルーインパルスが飛行した日でした。東大病院からもその姿はしっかりと捉えられました。

東大病院から見たブルーインパルス

その日、SNSでも「#医療従事者にエールを」というタグでたくさんの感謝のメッセージが医療従事者の方々へ向けて届けられました。

このように、医療従事者に対して向けるのは、偏見や差別でなく、やはり感謝と思いやりです。

そのために、まずは個人での感染対策に引き続き取り組みましょう。その上で、最前線で大変な状況にある方々に思いを馳せ、身近に出来ることで良いので、少しでも助けになる行動をしていきましょう。

まだまだ大変な状況が続きますが、美味しい羊料理を楽しみにしつつ、この困難を一緒に乗り切っていきましょう!

 

提供者の紹介

最後に、今回の特製の羊肉カレーを提供していただいたCurry dining bar 笑夢についてご紹介します。コロナが収まった暁には是非お店にも足を運んでみてください。

※高級羊肉・メルティーシープを提供している吉田さんについてはこちらをご確認ください。

Curry dining bar 笑夢

2006年に福島市でオープンしたカレー専門店です。スパイスを使った本格カレー料理が人気を博し、特にバターチキンカレーが人気メニューとなっています。2018年にはカレー・オブ・ザ・イヤー特別賞に輝くなど、福島県の内外に知られる名店です。

所在地 福島県福島市大町2-35サトウビル2F
電話番号 024-522-1841
Facebookページ https://www.facebook.com/emu.curry/
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